Vista 買ってはいけないVistaパソコン

ブログの趣旨からは少しずれるがいよいよ発売日も近いのでWindows Vista(ウインドウズ ヴィスタ)
について書いておこうと思う。

結論から言えばタイトルにも書いたとおり現時点では買うべきでない、もしくはよく選んで買うべきだろう。なぜならばVistaパソコンには罠が多いからである。

罠1:周辺機器で金を取る。
まあ、これはVistaに限ったことではないがVistaが発売されれば、店頭で販売されるパソコンの多くにこの罠が仕込まれると思われる。一例としてこちらのパソコンを見てもらいたい。ブルーレイディスクと地デジ対応液晶TVを除けば15万円程度で手に入るだろうパソコンだ。地デジ液晶は使ったことがあるが、正直TVとパソコンは接する距離が割と違うためマウスやキーボードの問題もあり、ただのTVと化してしまったりする。周辺機器は必要かどうかをしっかりと考えるべきだ。

罠2:Vistaパソコンだからってハイスペックとは限らない
1とは正反対に安いVistaパソコンというのもまた、罠が仕掛けられていることがある。たとえばこのパソコンなんかがいい例である。18万円とVistaパソコンならこの位するかな、と思う人もいるかもしれないがこのパソコンのスペックはかなり低めだ。実はVistaには何種類かのエディションが存在するが、このパソコンに搭載されているWindows Vista Home BasicはVistaの最大の売りの一つであるWindows Aeroが提供されてないパソコンで、セキュリティと他の細かい点を除けばWindows XPとほとんど代わりの無いOSである。だから低いスペックのパソコンにも搭載することができ、Vistaのネームバリューで安物のパソコンを売ろうという算段なわけだ。昨年の夏にインテルが新しいCPU「Core 2 Duo」を発売して以来、この処理能力と省電性に優れたCPUのせいでお古となったCPUを、メーカーはこの機会に一気に売りさばくつもりのようである。よってスペック表を見て適正価格がわからない人はWindows Vista Home Basicには手を出すべきではない。ちなみに安いVistaパソコンはこのくらい安い。ここまで安いとさすがに文句もないが、グラフィックボードを追加しないとゲーム用としては少し厳しいと思われる。

罠3:最悪動かないVistaパソコン!?
これは今のところ実際に売られているパソコンの話ではなく、将来的に流行るかも知れないVistaパソコンについてである。
2で書いたWindows Vista Basicは買わないほうがいい、という意見は結構多くの人が出しているのでネットで情報収集されている方は知っている人も多いと思う。もし、そういった人の数が多く、Windows Vista Home Basicの売れ行きが怪しければ低スペックのパソコンにWindows Vista Home Premium(家庭向け上位版、Basicとは違いWindows Aero等多くの機能が提供される代わりに高いスペックが要求される)を搭載して販売するメーカーが出てくるかもしれない。Windows Aeroはハイスペックを要求するので最悪パソコンが動かない可能性もあるし、そこまでひどくは無くてもOSを動かすので精一杯なパソコンが量産される可能性はある。ここでいうハイスペックとは主にCPU、メモリ、グラフィックカードの高いレベルの物を必要とすることだが、特にグラフィックカードは詳しい人が少ないのでPremiumだからといって良いパソコンだと判断せず、詳しい人に聞いてみた方が無難だと思われる。

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